皆勤 の 徒。 皆勤の徒 / 酉島 伝法【著】

皆勤の徒【創元日本SF叢書版】

現代日本SFが世界に誇れる、実に日本的な傑作だと思います。 不気味なこの世界の背景には良く練り上げられたSFの世界がきちんと構築されているらしいのです。 『皆勤の徒』 表題作であり第一章の展開があまりにも完璧。 その城は、惑星の7割を覆う広大な泥海 なずみ を渡る巨大な乗り物らしい。 卓越した造語感覚と、圧倒的なイメージ喚起力を駆使して描かれる異形の未来。 「世界をつくるってなこういうことなんだぜ」という一つの見本例だと思うのだ。

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Webミステリーズ! : 大森望/酉島伝法『皆勤の徒』解説(部分)[2013年8月]

〇 泥海の浮き城 これは……スパイもの? そもそもの自分たちの来歴を示すかもしれない『祖体』なる遺骸が消えちゃったことから、『避役事』(ひえきごと)と卑しんで呼ばれている仕事として、この事件の謎を解くことを求められる主人公という話です。 第二回創元SF短編集受賞作「皆勤の徒」を収録した連作SF短編集。 それまで東京創元社サイトに掲載していた、編集者執筆による無署名の紹介記事「本の話題」も、〈Webミステリーズ!〉のコーナーとして統合しました。 隊商が運搬しているものは『百々似』(ももんじ)と呼ばれる家畜(?)なのですが、これ、『洞の街』でも『天降り』の時に空から降って来たよね。 出版社内容情報 第2回創元SF短編賞受賞作に始まる幻惑世界全4編。 一行一行にみっちりアイデアが詰まっているという点で、本書ほどコストパフォーマンスの高いSFはめったにない。 — お望月さん ubmzh 『泥海の浮き城』 その時、泥の海では「城」同士が結婚式を挙げようとしていた。

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皆勤の徒 / 酉島 伝法【著】

有機的な質感を全編に漂わせた表題作「皆勤の徒」をはじめ、その独特な感性は読者を選ぶと思われ、事実、私は最後まで読み通すことができませんでした。 海外マガジン• 従業者や社長といった言葉から、どこかのブラック企業みたいだな、と思ったら、「」によると、著者の実体験だとか。 あれ……なんだかとても面全体が黒い……ああそうか漢字が多いんだなあ……そし詳しく中をみてみると、三度見してもすぐには書けないような、人生で一度も遭遇することのないような漢字がいっぱい並んでいる。 造語がね、本当にすごいんですよ~。 それほど読むのに力がいるが、吸い込まれ、没頭できず、反芻し、消化しきれず、あるがままを受け入れることしかできないような物語だった。 しかし、努力は報われる(時もある)のです。

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皆勤の徒 : 酉島伝法

銀河深淵に凝ったの安定周期軌道上に、巨しく透曇な球體をなす千万の胞人が密集し、群都をなしていた。 もし途中でまるで意味がわからん、こりゃ無理だと思っても、とりあえずページをめくって最後までいってもらいたい。 ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!• お支払方法:クレジットカードのみ 解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能です Reader Store BOOK GIFT とは ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。 57 2013年2月 終章 / 書き下ろし 解説/大森望 【感想は?】 大抵の人は、一回読んだだけじゃ理解できない怪作。 ここまで個性の塊のSF作品って、見たことないかも…? 文章と挿絵と物語、すべてで楽しむ作品です!. なにせ、文章そのものが造語で成り立っており、その造語の意味も、また臓物感満載のその世界観にしても何の説明も無いのですから。 終盤、社会を取り巻く要素やただのブラック労働作品ではないということを匂わせながら、盛大に終わっていく姿に思わず席を立ちブラボーと叫んでいました。

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【SF】皆勤の徒|名作かつ迷作!巨大な不定形生物「社長」の下で、今日も「従業者」は命がけで働きます。デビュー作ながら日本SF大賞を受賞した鬼才の、恐るべき独創性が凝縮された4つの物語!「何なのこの世界は⁉」から、じわじわハマっていきます…。これまた独創的な挿絵付き!

でも、面白さの基準が「読んでいる間を幸せな時間と感じられるか否か」という基準で判断する私にとっては決して面白い小説ではありませんでした。 ネタバレしても十分に面白い。 語彙とイメージがあまりに独特なので、一見すると異世界ファンタジーもしくは寓話的幻想小説のようだが、しかし実はその背後に綿密なSF設定があることがしだいに明らかになってくる。 どうも記憶が混乱しているらしい。 螺導からして、甲虫みたいな姿らしい。

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皆勤の徒【創元日本SF叢書版】

同じ設定に基づく連作短編だ。 隷重類:れいちょうるい,沓水:ようすい、體細胞:たいさいぼう、発聲器官:はっせいきかん、製臓物:せいぞうぶつ、蒸留里:じょうるり、念菌:ねんきん、反故者:ほごしゃ、巳針:みしん、醫師:いし… もちろん、誤字じゃない。 ある意味、本書の幻想小説版と言えなくもない。 配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。 漢字が本来持つ意味が想起されてきて、作者が生み出したよく分からない物に対して一定のイメージが見事に付与されているのです。 壮大なスケールのSF世界観が待ち受けます。

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